債務整理の手続きを行ったときのデメリットについて

債務整理というものは様々な借金について解決を行う法的手続きといえますが、大きなメリットが得られる一方でそれぞれの手続きごとにデメリットもあります。債務整理全般に言えるデメリットとしては、手続きを行うことによって新規の金融業者からの借り入れやローンを組むこと、クレジットカードの作成のための審査に通過することができないといったことがあります。貸金業者のサービスを利用して融資を受けた経験がある人の場合には、利用者の事故情報や滞納情報などが信用情報機関のほうに登録されることになり、それぞれの貸金業者に借り入れの申込みをした際の審査の段階で信用情報機関に問い合わせを行いますので、過去の事故情報が調べられることになります。債務整理の中で自己破産の手続きを行った人は、およそ10年間事故情報として登録されることになりますので、手続きを行ってから10年間はクレジットカードや新規の借り入れを行うことができません。

債務整理の種類の中でも任意整理や個人再生を行ったときには、信用情報機関に登録される期間は5年から7年ほどと言われており、登録されている間は借り入れができません。その他にも自己破産をすることで、99万円以上の現金や価値として20万円以上の財産などは没収されます。一定の資格が制限されることによって、仕事に支障ができることも考えられますが、戸籍に掲載されることはありません。裁判所を経由して行う債務整理をすると、国の機関誌である官報に掲載されるデメリットもあります。

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