借金の法的整理方法である債務整理は、人によって選べるものが違います。したがって、どの方法を選ぶべきかは弁護士や司法書士のように法曹の専門家に依頼して対応を考えていくこととなります。たとえば債務整理として最近よく目にするとされる民事再生ですが、この方法は毎月一定額の収入があり、かつその中で生活と借金減額による返済とが両立しないと、裁判所が認めてくれません。また、自己破産も債務整理の一つと目されますが、借金をした理由が浪費の場合にはこれも認められません。
つまり、借金をした理由であったりあるいは借金の総額が大きすぎる場合などで減額しても返済が難しい場合などは、選択できる方法が限られてきます。弁護士や司法書士への依頼の仕方も重要です。彼らはその資格によって専門知識を持って対応をするため、通常は相談する際には時間ごとで相談料が決められています。つまり、正式に依頼する前に相談だけでも相応にお金がかかるということです。
このため、依頼する前に無料で相談できる場も設けられていることから、積極的にまずはそちらの無料相談を利用してみることが有効となってきます。法テラス制度もそうですし、地方にある弁護士会や司法書士会などが中心になって行っている無料相談会などもありますので、そうした場を利用する方法が有効となるでしょう。そこで相談に乗ってくれた弁護士や司法書士にそのまま正式に依頼してしまうということも可能になってきます。